こんな方におすすめ
- 仕事量が多く休みも給料も少ないから、ブラックかもしれない…
- ブラックな職場から抜け出す方法を知りたい
- 職場の人間関係が悪い
そんな悩みを抱え、「今の職場はブラックなのでは…」と不安に思っていませんか?
もし現状のまま働き続けると、体も心も疲れてしまい、気づかないうちに不調をきたすかもしれません。
無理なノルマに追い詰められたり、職場で孤立したりして、自信を失ってしまうこともあるでしょう。
でも、安心してください。
ブラックな職場の特徴を事前に知っておくことで、今の働き方を見直したり、将来の転職に役立てることができますよ◎
この記事を読んでブラックな職場の特徴を理解し、ストレスを抱えずに働く方法を見つけてくださいね。
ブラックな職場で働くリスク
体調をくずしてしまう
ブラックな職場で働き続けると、心と体が悲鳴をあげてしまうかもしれません。
なぜなら、残業が多くゆっくりと休憩が取れず、人間関係のストレスが積み重なってしまうからです。
- いつも体がだるく、疲れがとれない
- 業務が忙しく、ゆっくり眠れない
- 人間関係のストレスで、心が休まらない
- 業務による腰痛や肩こりに悩まされている
このような状態が続くと知らず知らずのうちに心の病を抱えてしまい、取り返しのつかないことになりかねません。
もし少しでも心当たりのある方は、ご自身の働き方を見直してみるタイミングかもしれません。
無理なノルマによるトラブルや不正請求
ブラックな職場では過剰なノルマにより、知らないうちにトラブルや法律違反に関わってしまうことがあります。
ノルマ達成を最優先にすると本来患者さんと向き合うべき時間が削られ、質の低いリハビリを提供してしまいがちです。
また、ノルマに追い詰められるあまり、不正請求という法律違反に手を染めてしまうリスクも高まります。
- ノルマに追い詰められて、リハビリ時間を短くしてしまう
- 20分のリハビリを15分で終わらせたのに、カルテには「20分実施」と記録して不正に請求する
あなた自身のキャリアと信用を守るためにも心当たりがあるなら、すぐにでもその職場から離れることを考えましょう。
成長できない
業務が忙しいと時間や気持ちに余裕がなくなり、スキルアップのための学習や指導を受けることができなくなってしまいます。
成長できずスキル不足の理学療法士になってしまうと、昇給ができずに困ることになるかもしれません。
- 指導者がおらず、自分の技術が正しいのか不安になる
- 教育制度が整っておらず、最新の知識を学べない
- 業務に追われ、患者さんとの会話や記録に時間をかけられない
このような環境で指導をしてもらえずに自己流になってしまうと、成長することができません。
あなたのスキルアップを応援してくれる職場へ転職することが、結果として長く働き続ける道となるでしょう◎
理学療法士がブラックと言われる特徴とは?
サービス残業が多い
リハビリ以外にもカルテ記入、書類作成といった業務が多く、勤務時間内に終わらないこともよくあります。
しかし、職場によっては残業申請が認められない雰囲気や残業を強要されるケースも少なくありません。
- 上司もサービス残業をしている
- 残業が当たり前という風潮
ただし、残業代が支払われないのは、労働基準法違反になるため注意が必要ですよ。
サービス残業が日常化しているところはブラックな職場の可能性が高いでしょう。
有給取得率が低い
人手が少なく、忙しい理由から有給をとらせてもらえない職場はブラックの可能性が高いですよ。
上司の有給取得率が低い場合、ほかの職員も有給を取得しづらい環境のため注意が必要です。

厚生労働省によると、2019年4月に労働基準法が改正され、1年間で年次有給休暇を5日取得することが義務付けされました。
しかし、この義務を守らず「人員が足りないから」「担当患者が多いから」といった理由で有給を却下する職場も。
法律で定められた大切な有給を軽んじる職場は、あなたの心身の健康も大切に考えてくれないかもしれません。
パワハラやモラハラへの意識が低く横行している
職場の人間関係の悩みで多いのが、職員のパワハラやモラハラの問題です。
ブラックな職場では上司や先輩だけでなく、後輩からのモラハラもある場合があります。
たとえ直接的な暴力でなくても、ハラスメントはあなたの心に深い傷を残します。
- 挨拶や話しかけても返してくれない
- 必要な情報を伝えてくれず、ミスに繋がってしまう
- 机や物などを叩く物理的な暴力行為
このような環境では精神的なストレスを常に感じ、安心して働くことができませんよね。

あなたの心と体を守るためにも、その職場から離れることを考えてみましょう。
離職率が高い
働く理学療法士が職場の待遇や人間関係に不満を抱え、結果として辞めていくからです。
日本理学療法士協会の調査結果では、理学療法士の平均離職率は、医療機関が10.2%。
介護福祉領域が18.8%のため、介護の方が離職率は高い傾向があります。
- 国家資格でありながら、昇給が少ない傾向
- 人間関係があまりよくないため悩んでしまう
離職率が高すぎる職場は人手が足りず、1人にかかる業務負担も増えてしまい、さらに人間関係が悪化しストレスになることも。
業務時間外の勉強会や研修会が多い
理学療法士の勉強会や研修会は、業務が終わった後や休日に行われることが多いです。
断りづらい雰囲気が存在し実質的な負担となってしまいます。
これでは、給料も出ないのに働かされているのと同じですよね。

- 任意でも断りづらい
- 強制参加に近い
- 参加しないと冷たく接される場合も
このようなことがあれば、ブラックな職場の可能性が高いです。
強制ではなく自主的に学びに参加できる雰囲気の職場の方が、より知識を深めることができますよね。
リハビリの無理な単位やノルマがある
ノルマをこなすために、リハビリの質を低下させることは患者さんのためにもならず本末転倒です。
- ノルマをこなすために患者さんと向き合う時間があまりとれない
- 十分なケアをすることが難しい
- ノルマをストレスに感じる場合がある
- リハビリの質が下がってしまう可能性がある
しかし、ノルマをこなすためのリハビリ時間短縮や、カルテを改ざんすることは不正な請求にあたります。
毎日のノルマに追い詰められて、不正請求をしてしまう職場は要注意ですよ。
リハビリの単位数が多すぎない職場の方が、患者さんとしっかり向き合うことができ、ストレスなく働くことができるでしょう。

現役理学療法士
なみてい
自分の働く職場が無理なノルマなのかわからない!
転職未経験で他の職場を知らないスタッフは、過酷なノルマに気づいていなことがあります。
私の働いていた病院では忙しい時は20単位+カンファレンス+書類作成という日もあり、絶対に勤務時間内に終わらない日もありました。
しかし、転職後がそんなノルマはひとつもありません。
家族対応やイレギュラーな出来事があった場合は別ですが、月に1時間以上残業することはなく毎日ほぼ定時に帰っていますよ。
いろんな職場を経験するのは非常に大事です◎
理学療法士のブラック職場を回避するには?
働いているスタッフの年齢層や在籍年数を確認
年齢層や在籍年数がバランスよく分散している職場は、働きやすいと言えるからです。
若いスタッフばかりの職場では指導者が不足し、教育体制が整っていないことがよくあります。
その結果、新人が定着せずに離職率が高まる傾向がありますよ。

- 20代のスタッフばかりで、指導経験のあるベテランがいない
- 在籍年数が短いスタッフが多く、頻繁に人の入れ替わりがある
逆に、20代から40代まで幅広い年齢層が在籍し、長年勤めているスタッフがいる職場は新人教育がしっかりしており、労働環境も安定していると言えます。
職場見学や面接の際には、さりげなくスタッフの年齢層や勤続年数について質問してみましょう◎
福利厚生など条件や手当を確認しておく
福利厚生は単に給与を補うだけでなく、あなたの生活の安定や将来の安心に直結するからです。
例えば、産休・育休制度があっても、実際に取得している人がいなければ、機能しているとは言えません。
- 産休・育休や介護休暇の取得実績
- 交通費や住宅手当、家族手当の有無
- 退職金の制度が明確かどうか
交通費や住宅手当など、全額支給か一部支給かで手当の内容は大きく変わってきます。
細かいところまで確認しておくことで、やりがいだけでなく、安心して長く働ける職場かどうかを見極めることができるでしょう◎
理学療法士の転職には転職エージェントを活用しよう
職場の内部情報などを知ることができる
転職エージェントは、あなた一人では調べられない職場の詳しい情報を無料で教えてくれます。
求人サイトには載っていない「本当の雰囲気」を知ることで、自分にぴったりの職場が見つかる可能性が高まります。
- 求人の評判や残業時間
- 人間関係や離職率
- 年齢層や職場の雰囲気
- 有給休暇の取得状況
ブラックな職場を回避するためには、内部情報を得ることがとても重要です。
ひとりで調べるにも限界があるため不安を減らし、選択肢の幅を広げるために上手く活用しましょう◎
エージェントを使う職場は職員を大切にしてくれる傾向がある
転職エージェントは企業が求める人材を代わりに探し、採用が成功した際に企業から報酬を受け取る仕組みです。
この報酬は決して安くありません。
1人につき100万円以上かかることもザラです。

つまり、企業は高い費用を払ってでも、あなたのような人材を「長く活躍してほしい」と考えて採用しているのです。
良い人間関係や充実した環境であれば、あなたも安心して長く働くことができるでしょう。
エージェントを利用することであなたの希望に合った、本当に働きやすい職場に出会える可能性が高まりますよ。
よくある質問
理学療法士のブラックな職場を見分ける方法は?
転職サイトで年中求人を募集し、離職率が高い職場は要注意です。
- 面接や職場見学の際、スタッフや職場の雰囲気の確認
- 職員の在籍年数や年齢層の確認
- 福利厚生が充実しているか
- 実際に取得している制度なのかの確認
さらに、人員不足から業務が多く、低賃金で昇給があまりないこともブラックな職場の可能性が高いのでチェックしましょう。
理学療法士に疲れた…。健康に影響を及ぼしている場合、どう対処すればいい?
健康が一番のため、まずは医師に相談をすることが最優先です。
診断され、治療が必要な場合は速やかに受けましょう。
健康被害を受けたときには、理学療法士の支援サービスや相談窓口を利用することをおすすめします。
また、労働環境をよくするために、職場の信頼できる上司に相談することも良いでしょう。
しかし、改善の見込みがない場合であれば、転職も考えてみましょう。
給料を上げるには、どうすればいい?
昇給が見込める職場に転職したり、専門性を高めて手当を増やしたりする方法があります。
給料を上げるための具体的な働き方や、給料・手取りの目安については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
- ブラックな職場で働くリスクとは
体調面・トラブル・キャリアの3つのリスクの問題 - ブラックと言われる職場の特徴とは?
サービス残業で残業代が出ず、業務時間外の勉強会が強制参加がある
パワハラやモラハラへの意識が低く横行していること
離職率が高く、有給を取得しづらい
リハビリの単位の取得にノルマがあり、不正請求をしてしまう可能性がある場合 - 理学療法士には転職エージェントを活用しよう
一人で求人を探すことには限界がある為、転職エージェントを活用することがおすすめ
エージェントなら、内部情報を得て選択肢の幅も広がるでしょう